緊急避妊にはエラ!

避妊の種類を解説

避妊の種類

アフターピルを使用する避妊というのはあくまで緊急時に行う方法であり、恒常的に行うものではありません。

そのため、アフターピルを使用した緊急避妊を行う際には「アフターピルを使用しない避妊方法」というものについても知る必要があります。

ここでは世間一般で行われている、ごくごく一般的な避妊方法についていくつか紹介します。

不注意によって避妊に失敗してしまい、アフターピルによる緊急避妊を行わなくとも済むように、避妊方法にはどういった方法があるのかを知りましょう。

様々な避妊具

まず初めに紹介するのは「避妊具」と呼ばれるアイテムを使用した避妊方法です。

避妊具と聞くと多くの人は薄いゴムやラテックスといった物質を使用し作られているコンドームを想像しますが、これ以外にも避妊具には多くのものがあります。

例えば「ペッサリー」という避妊具ですが、これは子宮頸部に対して装着する避妊具で、精子の侵入を物理的に阻害する事によって避妊が行える、という避妊具です。

そしてこのペッサリーと同時に使用される避妊具として「殺精子剤」です。

殺精子剤はその物騒な名前からも分かるように、精液内に存在している精子を駆除するような働きを持つ医薬品のことです。

ペッサリーと同時にこの殺精子剤を使用する事によって、精子や精液が子宮内部に入り込むのを高確率で防ぐことができます。

殺精子剤はペッサリーだけでなく、コンドームとの併用も可能な避妊具のため、複数のものを組み合わせながらより確実な避妊を行いましょう。

子宮内避妊器具

次に紹介するのは「子宮内避妊器具」です。

子宮内避妊器具は余り聞き慣れない避妊の方法、そして避妊具ですが、一般的にこの避妊具は「IUD」もしくは「子宮内避妊システム」と呼ばれています。

IUDは子宮頸部から子宮内に装着し使用する避妊具です。

IUDが子宮内部に装着されると、人体というのは異物に対しての反応として子宮内膜から精子と受精卵にとって有害な「白血球」そして「プロスタグランジン」という物質を放出します。

そのため、IUDを装着しているとそれだけで精子と受精卵が駆除されていき、妊娠しにくくなります。

また、IUDは一般的にポリエチレンなどを使用して作られていますが、中には銅製の物が存在しています。

銅は殺精子作用を高めることため、銅製のIUDを装着した場合、更に高確率での避妊が可能となります。

注意点として、IUDは子宮内部に挿入して使用する避妊具のため、出産経験があり子宮頸部が開いた状態に無ければ装着が困難である、もしくは装着時に強い痛みが発生します。

そして装着の際には産婦人科などを受診し、意思に装着を行ってもらう必要があるため、装着に至るまでのハードルが市販の避妊具と比べて少々高くなっています。

ミレーナ

IUDと同じく子宮内に装着して使用する避妊具に「ミレーナ」という避妊具があります。

ミレーナは正式名称を「黄体ホルモン付加IUD」もしくは「IUS」と呼ぶ避妊具です。

このミレーナという避妊具を使用した避妊の基本的な仕組みというのはIUDと同じで、子宮内に装着したミレーナによって、白血球とプロスタグランジンを分泌させるというものです。

違いとしては、黄体ホルモン付加IUDという名称からも分かるようにミレーナは黄体ホルモンを添加したポリエチレンなどで作られており、子宮内で黄体ホルモンを放出します。

黄体ホルモンには子宮内膜の成熟を抑制や子宮頚管粘液を変質させる作用があります。

そのため、ミレーナを装着した場合、子宮内膜の成熟抑制効果による着床の防止、そして子宮頚管粘液の変質による精子の侵入防止といった効果が得られます。

ミレーナに関しても医療機関で装着してもらう必要が有るため、市販の避妊具と比べて使用におけるハードルは高くなっています。

しかし避妊効果に関してはIUD以上の効果があるため、非常に人気の高い避妊方法です。

ピル

最後に紹介するのは「ピル」を使用した避妊方法です。

アフターピルも名称にピルと付くため、このピルによる避妊方法に含まれますが、ここで紹介するのは「低用量ピル」と呼ばれる医薬品を使用した避妊方法です。

低用量ピルは有効成分として黄体ホルモンと卵胞ホルモンを模して作った人工のホルモン製剤が配合された医薬品です。

低用量ピルを服用すると、脳が身体の中がホルモン物質で満たされた状態を錯覚し、ホルモンの分泌をストップさせ、その状態で服薬と休薬を規則正しく行います。

そうすると子宮内膜の成熟抑制や卵胞の成熟抑制といった現象が発生し、精子が受精しない、受精卵が着床しない、といった現象が起こるようになります。

その結果、他の避妊方法を併用しなくとも非常に高確率での避妊が可能となります。

ピルを使用した避妊方法というのは非常に優れた避妊方法であり、体の自然な働きをうまく利用した避妊方法になります。

そのため、身体に対して掛かる負担を少なくしながらも確実な避妊が行えるということから、多くの避妊法のなかでも特に高い人気があります。

まとめ

アフターピルを使用した緊急避妊とは違い、性行為のたびに行う避妊、一般的な避妊方法と呼ばれるものには非常に多くのものがあります。

市販されている避妊具等を使用した方法から、医療機関で専用の器具を装着してもらい行う避妊、更には身体の仕組みを上手く利用した方法もあります。

生活リズムや体質などによっても最適な避妊方法というのは異なっているため、避妊の際には「体に負担をかけず、継続が辛くない避妊法」というものを選んで行う事が重要となります。

万が一の手段に頼り切りにならなくとも済むように、性行為の際には避妊を確実に行うようにしましょう。